目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
目覚めてみたら、XANAマスターになっていた件
第4章
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Episode 41 41話「ARグラス部隊」
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著者:
とある場所でユニオン会議が行われていた。 「ギルマスたちは大丈夫なんですか? まだXANAにログインできないんですか!」 声を荒げて迫ったのは、警備隊長のオーブンさんだ。 「まあまあ、聞いておくれよパッション!」 そこにいたメンバーは、パッションソルトさん、諜報部のジャッキーさんだ。 この音声は、ゼームを通じて主だったメンバーに配信されている。 「実は、今回の原因と対策がほぼ見えたんだ。喜んでくれパッション!」 「えっ! 原因が分かったんですか!」 オーブンさんと、画面越しにゼームを聴いているメンバーたちは驚いた。 「僕もまだ、全容を聞いていないので、詳しくはジャッキーさんが――」 ジャッキーさんが手を上げてパッションさんを遮る。 「あっ、すみません。直接話を聞いたのは、モネさんなので、モネさんが説明します」 「あっ、そうなの。じゃあモネちゃん、お願い」 パッションさんがゼームに参加しているモネさんのマイクを許可する。 「……」 「……ん?」 「モネちゃん、いないのモネちゃん?」 「あっ、ゴメンモネ、いまベビモネのおむつ換えてたモネ」…